2007-12-04

ユーザの追加

Build 77時点でのNevadaのインストーラでは、インストール時にユーザアカウントを追加できないので、インストールが終わったら、まず自分のアカウントを追加しないといけない。管理ツールかコマンドラインの、ふたつの選択肢がある。ここではコマンドラインについて。

# groupadd newuser
# useradd -g newuser -m -d /export/home/newuser newuser

groupaddでグループを作り、useraddでユーザを追加する。上の例ではユーザ名と同じグループをまず作り、次にそのグループに属したユーザを作っている。-gでプライマリグループ、-dでホームディレクトリを指定している。-mはホームディレクトリが存在しなかったときに新しくディレクトリを作るオプション。逆に言えば、このオプションを付けなければホームディレクトリは自動的に作られない。

UNIXでホームディレクトリと言えば/homeだけど、上の例では/export/home/newuserとなっている。これには理由がある。

Solarisでは、/homeはautofsで管理され、ネットワーク上での共有に最適化されているそうだ。複数の端末を前提としている辺り、OSとしての性格が出ていると思う。あるいは、エンタープライズにフォーカスしているOSというのは、みんなこういうものなんだろうか。

さておき、autofsの管理によって、/homeには直接ホームディレクトリを置けなくなっている。Solarisでは、/export/homeにホームディレクトリの実体を置き、/homeに/export/homeを自動的にマウントするのが慣例らしい。

郷に入れば、ということで、Solarisのシステム管理を参考に設定する。ホームディレクトリを参照するときに$HOMEを使ったり、シンボリックリンクを相対パスで作るとポータビリティの観点から良いらしい。納得。

自分のユーザアカウントができたら、rootから作ったユーザに切り替え、必要なときだけsuでrootでの作業をする。

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